今回はレオナルド・ディカプリオ主演の「レヴェナント 蘇えりし者」です。
劇場にも観に行ったんですが、結構衝撃でした。
で、先日DVDを観たんですが、妻は具合が悪く寝てしまい、翌日、再度2人で観ました。
レオナルド・ディカプリオというと、私のイメージでは、まだ幼い頃の、「ギルバート・グレイプ」や、「ロミオとジュリエット」のイメージが強く、言葉は悪いですが、強さは感じられないという印象でした。
正直、〇〇様、みたいに呼ばれていて、それで敬遠していた頃もありました。
暫くしてからみたディカプリオは、髭を生やし、歳を重ね、すこしふっくらした感じになっていました。といっても童顔?なのか、若く見えます。
「インセプション」を観て、やっと優しいイメージから、強いイメージを受けるようになり、かっこよくなったなぁと思いました。
演技派俳優として活躍してくれると思ってたんですが、なんかいまいち、、と思ってました。
で、今回の「レヴェナント」では、髭を蓄え、図太く、超人的な生命力をみせる、無骨な猟師役で、みていて歯を食いしばってしまう程、その演技にのめりこみました。
「レヴェナント」は副題で、「蘇えりし者」となっていますが、ちょっと「ん~」って思いました。確かに舞い戻ってきた者なんですが、死んではいないしなぁ、、と。
で、内容は難しくなく、復讐物語なので、ネタバレしては面白くないと思うので余り書きませんが、序盤でレオナルド・ディカプリオ演じる、グラスが熊に襲われます。
これが凄い、、。ちょっとリアル過ぎて、CGとは思えず、恐怖を感じます。
本物の熊に襲われてるとしか見えません。
18禁でもいいんじゃないか、と思うほど、グロい場面もありますし、性的な要素も含まれます。
そんな衝撃的な場面もありますが、大半が極寒の風景で、その静けさや厳しさが続きます。
私はこういった風景や、時代の物も好きなので、のめりこめますが、好みが分かれる所かな、と思います。
「スカイリム」という、私の大好きなゲームがあるんですが、それを思い出すような世界です。
スピード感があり、すっきり爽快な映画ではないので、そこも好みが分かれると思いますが、グラスの生きる力、生命力をみると、圧倒されます。
熊に襲われるシーンだけでも、観て損はないと思います。

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それに、イメージがガラっと変わり、無骨な役のレオナルド・ディカプリオも、凄い、、と思わせる映画でした。
粗探しすれば、「ん?」って所もありますけど、追及しなくていいや、と思える作品でした。
ちなみに、劇場で見たときはわからなかったんですが、白い何かが積み重ねられた山がでてきます。
最初は人の頭蓋骨?と思たんですけど、違いますし、なんだろう?と疑問でした。
DVDで観て、サブリミナルのように一瞬だけ映像がでるので、「あ、そういうこと?」と思いちょっと調べたんですが、ネタバレになってしまいますが、あれはバッファローの頭蓋骨だそうです。
小説もでているようで、小説では、映画とストーリーが少し違っているみたい。
時代背景とかを知ってるひとなら、バッファローだってすぐにわかるんだと思いますが、私はそこらへんの歴史はチラっとしかわからないので、なんの山なんだろう?と不思議に思いました。
登場人物も、実際にいた人達で、そういった歴史が好きな人は、見終わってから検索してみるのもいいんじゃないでしょうか。
時代背景や、人々の暮らしを知って観ると、更に熱くなる映画だと思います。