健康

レストレスレッグス症候群 通称「むずむず脚症候群」その2

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以前、この「むずむず脚症候群」を記事にしました。
私は脚に始まり、現在は股間に症状がでています。
以前、この病気の症状がどんなものか、という事は記事にしているので、なるべく省いて書きますが、
先日、この「むずむず脚症候群」を専門に扱っている先生が他に近くにいないのか、と探していた所、「むずむず脚症候群」をより理解する事ができました。

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結果として、「むずむず脚症候群」を見てくれる他の病院は近くにはなく、一番近くても車で1時間半以上。2時間半位いくと、何件かみつかりました。
どれも、睡眠障害専門外来という所です。
検索をかけるとわかりますが、内科や神経内科もひっかかってきます。
ですが、もっとよく調べると、最終的に睡眠障害専門外来と、精神科に絞られてきます。
その中でも、大型の総合病院ではなく、私は本当に専門で扱ってる所で診てもらいたかったので、精神科と心療内科もやっている病院に絞りました。
この病気は、精神科や心療内科も大きくかかわってくる病気だからです。
なので、そこで一度診てもらおうと思っています。
東京とかだと、専門医師とかがいて、本当はそこで診てもらいたいんですけど、通院できないので、断念です、、。

大型の総合病院でももちろんいいと思いますが、私の場合は精神的なところから、ドーパミン機能低下に繋がっていると思うので、(現在通院している病院も精神科専門です)泌尿器科や神経内科などをたらい回しにされるのは嫌だ、という思いがあるので。
総合病院で診てもらって、やっぱり精神科や睡眠障害専門外来へ、となれば確信がもて、気分的にも納得いくと思うので、症状が軽く、ある程度通院が楽にできるのであれば、そちらで診てもらうのもいいかと思います。
いきなり精神科に行くのは抵抗があると思いますし、そもそも、「むずむず脚症候群」じゃない可能性もあるので。

で、今回記事を書こうとおもったのは、この「むずむず脚症候群」という名前です。
前回もチラリと話しはしましたが、この名前だけで、笑われ、軽んじられます。
更に、この名前には問題があり、すでに海外では、レストレスレッグス症候群(
restless legs syndrome )通称(RLS)(日本では 「 下肢静止不能症候群」 通称(むずむず脚症候群))という名前も、正式に変更されたようです。
ですが浸透しておらず、未だ(RLS)と呼ばれる事が多いようですが。

変更された名前は、略称(WED)ウィリアム・エクボム病だそうです。
脚にでるから、脚の症候群と名付けられたため、脚以外に症状が現れた患者は、この「むずむず脚症候群」から外された事が問題になったらしいです。

「むずむず脚症候群」は確かに、太ももに発症します。ですが、一旦症状が治まっても、再発した場合、脚に出るとは限らなかったのです。
海外の論文もちょっと見ましたが、再発時、脚にでるとは限らず、身体の違う箇所に症状が移動する事があるらしいです。
背中、腕、首、その中に陰部も含まれていました。他には顔だけ、指先、と様々で、その症状も、むずむず、ぞわぞわ、チクチク、焼ける、という様に人によって症状は様々です。
20代と40代に発症する事が多いという事もわかっているそうです。
理由はいくつかあるのですが、20代は無理が利く、精神的に弱い、40代は無理せざるを得ない、責任という精神的なストレス、といった具合です。
あと、女性は鉄分不足も挙げられています。
なんとなくわかりますね。
それと、20代で発症すると、症状が長引く事が挙げられていました。

では実際、首や手に痛みを感じ、寝れないから病院にいったら、なんと診断されるでしょうか。「むずむず脚症候群」は脚の症候群なので、首や手の症状にはその名前は当てはまりません。むずむずでもないので、違った診断を下され、間違った薬を処方され、症状が悪化します。
これが、海外で起こった事です。
なので、(RLS)という名はやめ、(WED)となったという訳です。
(WED)になった理由にはもう一つ、やはり名前から軽い病気と診断されがち、という事です。病気の重度とすれば、糖尿病患者と並び、合併症を引き起こす、命に危険を及ぼす病気に位置付けられています。

今回、私は太もものむずむずは処方された薬を飲み、一旦は落ち着き、治った、と診断されました。なので、もうその薬も処方されていません。
前回の通院で、既に陰部の症状を訴えましたが、(WED)ではない、との見解で、薬は処方されませんでした。
以前処方された薬を調べたところ、薬は間違ったものではなく、(WED)に使われる薬でした。なので、そこは安心しました。ですが、、。

ネットでちょっと調べると、陰部の不快感を訴えている人たちが結構います。
そして、その返答の多くが、泌尿器科に行くというものが多いです。
確かに、泌尿器科が扱う病気にかかっているのかもしれません。
思い当たるフシがある人は、そっちに行く方が先決だと思います。
外見で診断できない症状ですし、脚のむずむずではなく、陰部や他の部位に違和感を持てば、そこを専門とする科に行くのは普通だと思います。

ただ、(WED)に一度かかった人は、考えたほうがいいかもしれません。
私の場合、部位が変わっただけで、症状は全く同じです。
症状は、一旦かかった事がある人なら、すぐに分かると思います。
言葉に表せない、内部からくる特有で強烈な感覚なので。
表面に現れる症状は、(WED)の可能性は低いらしいです。

残念な事に、この病気が完治する事があるのか、再発時、違った症状で現れる事があるのか、までは調べられませんでした。
完治の定義もありますが、一旦収まったなら、それを完治というのか。
風邪をひいて、治ったら完治した、と言うでしょう。
でも、風邪は何度でもひきます。
しかし、(WED)は再発する、と表現されます。再発する病気を完治した、と言えるのでしょうか、、。
(WED)も風邪と同様、一過性の病気として捉え、収まったなら完治と言うのか。

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ただ、この(WED)は風邪よりもちょっと怖い病気です。
この病気は遺伝するという事です。
一卵性双生児では、片方が(WED)にかかっていた場合、90%の確率で二人とも(WED)になっているという結果がでているそうです。
更に、親が(WED)を患っていた場合、子供に引き継がれる確率が上がるという結果もでているようです。

そこまで海外では統計調査され、病名の変更までされる病気なのですが、残念な事に日本では、「むずむず脚症候群」という名で通ってしまい、脚がむずむずする人は、というように、あたかも脚にしかでないという誤解を招くようなポスターまで貼っています。

ポスターを貼るところまで、この病気が知られるようになった、という事は喜ばしい事ですが、正直、私はガックリします。
名が知られる事で、より一層脚に拘られ、病気そのものの性質を本当に理解されているとは思えません。

さらに、この病気は処置が遅れる程、睡眠障害により鬱になり、鬱との合併症となります。
そうなると、抗鬱剤を投与する事になりますが、調査では、抗鬱剤と(WED)の薬は相性が悪く、(WED)の症状を悪化させる原因になるとされています。
なので、精神科や心療内科との連携が大きくかかわってくるのです。

以前書いた記事でもカミングアウトしていますが、上記のとおり、私は(WED)が進行し、日中でも症状が現れ、仕事や生活に支障をきたすようになりました。当然、睡眠障害になり、過度なストレスと疲労により、軽度の鬱から、重度の鬱まで進行しました。
一日何十錠もの薬を飲み、これからも何年先かも分からない通院を余儀なくされています。

(WED)の初期段階では、夕方から就寝時に現れるとされています。
進行が進むと、日中にも症状がでて、生活に支障をきたすとされています。
今、私は初期状態だと思います。決まって布団に入り寝ようとすると、股間がむずっと始まります。
多くの方がネットで、日中の症状ではなく、私と同じく、就寝時の違和感について書いています。
初期症状の段階で、一時的な症状だったなら、しっかり休息をとれば、治るかもしれません。多くの人は治るんじゃないでしょうか。
休息と適度な運動が治療法なので、薬の処方もなくて済む事もあると思います。

休息をとれない、常に過度なストレスを受けている、という環境で、数日症状が出れば、大抵の人は睡眠不足と疲労でダウンするでしょう。
普通は、この時点で病院に駆け込むと思います。
何科に行くかによって変わると思いますが、軽い睡眠導入剤等を処方され、症状が改善するかもしれません。

ですが、病院に行かない、行けない、人もいます。
行かない人は、なるべく行って下さい。
数日我慢して様子見ならまだしも、数週間と症状を我慢してるなら、早急に病院に行くべきです。数週間我慢できる精神力と体力は凄いと思いますが、その治療に数年、数十年かかる事態に陥る事になりかねません。
問題は行けない人、です。
どんな事情で行けない、かはそれぞれなので分かりかねますが、仕事が、、とかが理由であれば、それは行けない、じゃなく、行かない人です。
病状が進行すれば、仕事どころじゃなくなります。仕事を続けたいなら、病院にいくべきです。上記のように、一日我慢していく事で、何年もの通院生活が待ってると思って、早急に行って下さい。

という訳で、ちょっとキツイ物言いをした部分もありますが、私は今現在経験しているので、キツイ物言いになった部分はご了承下さい。
それと、今回の記事は、私がネットや実際に先生に相談して聞いた話なので、誰しもに当てはまるものではないですし、もしかしたら、間違っている部分もあるかもしれません。
間違いを指摘して頂ければ、修正も致します。

数か月前だかも、テレビで「むずむず脚症候群」を取り上げていましたが、実際には笑い話では済まない病気です。
なので、もっと日本でもこの病気が認知され、病名の変更と、専門的な先生が各都道府県に増えてくれる事を願っています。

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